お陰様をもちましてグリとグラの夕食Ⅱを無事終演することができました。
とりあえずこの1枚。「蝶とケムリ」より
前菜:『蝶とケムリ』
角田英里香 桜井千嘉 塩川美咲 高野七海 中山みなみ 渡邉愛菜
あるようでないように、ひらひらと。山もあれば谷もあり、光もあれば影もあり。ただひたすらにその命が尽きるまで。私は舞った。もうだいぶ記憶のかなたに消えてしまいましたが確かにそんな時間は在りました。
ビターテイストでご堪能ください。
こんな文章をお客さんに配るお品書きには書いて、舞台上の人たちは想像もつかない世界に揺らいでいました。ダンサーには踊るためにこんなヒントを出しました。蝶の化石か、たとえば100歳を超えた自分。夢だったかのように。ムーブメントはとにかくケムリのように。徹底していました。
毎回の稽古でとっても変わっていきました。手の使い方、視線、解けるスピードが変わっていきつつ、ダンサー達個人の個性、人生すらが浮かびあがってきていたように、私事で勝手にですがとても面白く見ておりました。本番は本番で至高の一瞬の喜びですが、実は稽古の過程もほんとうに大好きな充実した時間です。変わっていく瞬間。試行錯誤。見えてくる新しい景色。
ほんとうに素晴らしく、今後が楽しみなメンバー達とこの舞台を創れて幸せでした。またやりたいと思っております。なかなかマネージメントまでに頭と身体が回りきれず、経済的に一つの舞台を一人で抱える限界も感じてきていたところでしたが、今回はみんな一丸となって広報宣伝してくれたので、それだけでとても心の支えになりました。まだまだ頑張ります。
蝶とケムリのひとシーンだったように、昨日が終わり、
また新たな挑戦に臨みたいと思います。
応援してくださった皆様
劇場にお越しくださった皆様
キャスト・スタッフのみんな
心より感謝いたします。
ありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
料理長より